代替医療の1つとして大きな期待が寄せられているメディカルアロマに興味がある人も多いことでしょう。ですが、メディカルアロマは民間資格なのでいずれかの団体の講座を受講しなければ受験資格すら得られません。資格取得を目指すならカリキュラムの内容や授業時間が自分に合うところを見つけなければならないんです。ですが、「興味があるけど仕事が忙しくて受講できるかどうか不安……」「資格制度を設けている団体がたくさんあるけどおすすめがわからない」「独学で知識を身につけることはできないか」と悩んでいる人もいると思います。ここでは自分の都合に合わせてメディカルアロマの知識を身につける方法を詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてくださいね。
「アロマテラピー」という言葉が広く知れ渡っていることもあり、メディカルアロマもリラクゼーションの一環だと思っている人もいますが、それは違います。メディカルアロマは医療分野での活躍が期待される、いわば芳香療法なんです。そのため、アロマの理論だけでなく精油の化学・成分組成や解剖生理学など専門的な内容も学ばなければなりません。メディカルアロマの発祥の地であるフランスでは博士号の取得も求められています。日本はそこまで厳しいわけではありませんが、メディカルアロマのテキストには、精油の化学データや臨床データがびっしり載っているので自分の力だけで理解するのは難しいでしょうね。
独学で学べるのはメディカルアロマの基礎知識くらいでしょう。書籍や専門のテキストを使ったり、ネットから情報を集めたりしながら勉強していくことになりますが、医学的な知識を独学で勉強するのは限界がありますし、そもそもメディカルアロマの資格制度を設けているいずれかの団体のカリキュラムを修了しなければ受験資格も得られないので独学で取得するのは無理があります。
メディカルアロマの資格を取得したいなら資格制度を設けている団体で学ぶのが一般的なルートですが、「まずはアロマの基礎知識を身につけたい」という場合はアロマテラピー検定を受けてみましょう。アロマの基礎知識を身につけられる、いわば初歩的な資格です。「アロマに興味はあるけど全然知識がない」という初心者におすすめですよ。公益社団法人日本アロマ環境協会、通称AEAJが開催しているアロマテラピー検定なら公式テキストや専用の問題集を独学で勉強するだけで十分合格を目指せます。
アロマテラピー検定には1級と2級があり、1級は精油の使い分け方や家庭で活用するための知識を、2級ではアロマテラピーを生活に取り入れるための知識を身につけることができます。
